太陽光発電用ヒューズとブレーカーのサイズ
太陽光発電用ヒューズとブレーカーのサイズ
ソーラーパネルストリングに適したヒューズまたはブレーカーのサイズはどれですか?
「ソーラーストリング」とは何ですか?
大規模な太陽光発電(PV)システムでは、複数の太陽光パネルを直列に接続してストリングを形成し、インバーターへの供給前に電圧を高めます。また、複数の太陽光パネルを並列に接続することで、より高い出力電流を生成します。より大規模なPVアレイでは、個々のPVモジュールが直列と並列の両方で接続されます。直列接続された太陽電池またはモジュールのセットは「ストリング」と呼ばれます。
シリーズ文字列の例
並列文字列の例
ソーラーパネルストリングに適したヒューズまたは回路ブレーカーのサイズはどれですか?
通常のヒューズまたはブレーカーのサイズを決定するには、次の式を使用します。
ストリング回路の電流容量 = 短絡電流 (Isc) X 1.56 = ヒューズ サイズ。
回路のDC側では、短絡電流(Isc)が計算に使用されます。ヒューズをコンバイナーまたは接続箱内に設置する場合、IscはPVモジュールの短絡電流仕様と等しくなります。
例:
ストリング短絡電流 8.73 アンペア (Isc) × 1.56 = 13.62 アンペア。ヒューズの定格電流は標準で 6、8、10、15、20、25、または 30 アンペアです。NEC では、電流容量値と同じかそれよりわずかに大きい最も近いサイズを選択する必要があると規定されています。13.62 アンペアの場合は、15 アンペアのヒューズまたはブレーカーを使用します。
ソーラーコンバイナーボックスのサイズを決めるときに覚えておくべきこと。
直列ソーラーストリング用
1. ストリングを流れる電流は、ストリング内のパネルの数に関係なく、1 つのパネルと同じになります。
2. パネルを追加するごとに電圧が増加します。電圧は直列に接続されたすべてのパネルの合計になります。
並列ソーラーストリングの場合
1. パネルを追加するごとに、ストリングを流れる電流が増加します。合計電流は、ストリング内のすべてのパネルの電流値の合計になります。
2. パネルを追加しても電圧は変わりません。例えば、並列接続された各パネルの電圧が12Vの場合、パネルを何枚追加しても合計出力電圧は12Vのままです。